

消防の仕事
これは「消防のしごと」を小学校4年生の教育課程の中で正しく指導して頂くとともに、町民の皆様にもご理解とご協力をお願いするために作成したものです。
編集にあたっては小学校児童を対象としましたが、指導のための参考資料としてもご活用下さい。
消防活動が組織的に営まれて「火事のない町づくり」「安全で快適な生活環境づくり」に努めていることをこのコーナーよりご理解をいただければ幸いです。
目 次
1 火事を消す仕組み
2 学校の防火しせつと防火対さく
3 私たちの町の防火しせつ
4 消防署所の役目
5 遠賀郡消防本部 Q&A


1.火事を消す仕組み
発見!
ある日、ぼくの家の近くで火事がありました。お父さんといっしょに外に出てみると、消防車がサイレンをならして来ました。
その後から何台も来ました。
???119番に電話したらどのようにして消防車が来るのだろう???
通報!
「火事!!火事です!!」という119番通報だけで消防署の指令室はわかるでしょうか?
みなさんだったらどんな知らせかたをしますか?
*基本的な通報の仕方は⇒こちらから*
※119番の正しい通報のしかた※
①火事か救急かをはっきりと!
②場所は・・・○○町△△丁目□□番☆☆号
わからなければ近くのお店など目印になる建物
③何がどのように燃えているか
④自分の名前、電話番号
何を言っていいかわからないときは電話で聞かれたことにはっきりと答える。


指令

出動

現場急行


現場到着

消火活動
人命救助
役場、消防団、航空自衛隊(消防班)、ガス会社、電力会社、警察署の人たちがたがいに協力しています。
また、火事を消すだけでなく、にげおくれた人を助け出すのも消防の大事な仕事です。

2.学校の防火しせつと防火対さく
火事を防ぐしせつには、どんなものがあるか調べてみましょう。自分たちの学校の防火しせつを図にして覚えていれば、もしも火事になった時にあわてずに行動ができます。
学校の防火しせつ
1.
自動火災報知設備(じどうかさいほうちせつび)
器具が熱やけむりを感じて火事を知らせます。
2.
非常警報設備(ひじょうけいほうせつび)
ボタンを押して火事をみんなに知らせます。
3.
避難階段(ひなんかいだん)
毎日つかっている階段も、火事のときはみんながにげる通り道になります。
4.
消火器(しょうかき)
小さな火事のうちに使って消します。
5.
屋内消火栓(おくないしょうかせん)
ホースをつかって火を消します。
6.
プール
消防車がプールの水をつかって火事を消します。近所の火事のときにも使います。
7.
防火用水(ぼうかようすい)/バケツ
小さな火事のうちにみんなで協力して消すときに使います。
8.
防火シャッター/防火戸びら
火事が起こったときに火やけむりを止める役わりをします。
学校の防火対さく
1.
火事を早く発見するためのもの
自動火災報知設備
2.
火事を早くみんなに知らせるためのもの
非常警報設備
3.
安全に早くひなんするためのもの
ひなん階段
4.
早く消すためのもの
消火器、屋内消火栓、プール、防火用水
5.
炎やけむりを止めるためのもの
防火シャッター、防火戸びら
6.
消防計画
火事が起こったときのことを考えてそれぞれの学校で消防計画が作られています
7.
訓練
火事にそなえて、ひなん訓練をしています

3.わたしたちの町の防火しせつ
●消火栓(しょうかせん)
●防火水槽(ぼうかすいそう)
大きさ・・・・・約40立方メートル(約40トン)
水の量・・・・・とう油かん約2,000個分
火事のとき1台の消防車で約40分使えます
川や池も大切な防火しせつです。

4.消防署所の役割
いつ、どこで火事・救急・救助などが起こってもすばやく対応できるように遠賀郡消防署には本署、芦屋分署、岡垣出張所があります。*合言葉は、こころざし高く、地域をまもる*
本 署
タンク車(水1.5トン)
1台
ポンプ車
1台
化学車(水1.3トン・薬剤0.3トン
1台
高規格救急車
2台
指揮車
2台
高規格救急車(予備車)
1台
資材搬送車
1台
ゴムボート
1台
水上バイク
1艇
査察連絡車
3台
災害支援車
1台